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おそろしいビッグデータ [読書日記]

「超類型化AI社会のリスク」というサブタイトルがついた、山本龍彦・慶応大法科大学院教授の新書。ビッグテータ時代が、憲法の基本理念を揺るがす恐れのあることをSFタッチのシナリオを示しながら解説している。

妊娠予測とベビー用品広告、メタボ予測、不安喚起とダイエット食品広告、個人の能力・信用力予測と社会的排除、個人の政治的信条の予測と選択的ニュース配信、再犯リスクの評価と刑事手続き。この5つのシナリオをあげて、AIが個人の過去を調べ上げ、その人の能力や適性を決めつける、おそろしさを指摘する。

象徴的な言葉が、「バーチャル・スラム」。プロファイリング、アルゴリズムによって、一度しくじったが最後、人生をやり直す自由を奪われてしまう。いったんネットの海に出た情報は容易に回収できない。プライバシー権という新たな概念を武器にすべきだと訴えるが、ネット万能の時代にどうやって生き抜いていけばよいのか、これからの大きな問題であると思った。

おそろしいビッグデータ 超類型化AI社会のリスク (朝日新書)

おそろしいビッグデータ 超類型化AI社会のリスク (朝日新書)

  • 作者: 山本龍彦
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2017/11/13
  • メディア: 新書

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